資格などトリマーについて理解を深める

トリマーになる前に知っておきたいこと

トリマーになる前に知っておきたいことは多数あるはずです。資格について、就職先について、退職(離職)について、仕事の実態について、年収(給与)について、などなど上げればきりがありません。トリマーを目指す前に知ってから進学をしましょう。

トリマーの資格について

トリマーの資格について

『トリマーになるために資格は必要でしょうか?』現在の日本では進学や勉強というと資格を取得するためと考えがちです。ところがトリマーという職業は必ずしもトリマーの資格を持っている必要がありません。なぜなら、トリマーの資格は民間資格と呼ばれ、法律上トリマーが持っていなければならない資格(免許)は無いからです。

 

ただしペットショップやトリミングサロンを開業する場合には動物取扱責任者が必要です。その動物取扱責任者になるには、トリマーの学校を卒業するか、6か月以上のペットショップなどで実務経験を積む(一部制限あり)ことなどが要件で、各都道府県の動物取扱責任者講習に年に1度参加すれば大丈夫です。
従って、トリマーになるために必要な資格はありませんが開業するためには条件があるということになります。

 

トリマーは資格よりも技術や人間性が重要な仕事ですから、資格取得を最優先にするのは賢明ではありません。


就職先について

トリマーの就職先について

トリマーの就職先はペットショップだけではなく、動物病院やブリーダーにも就職しますし、就職ではなく自分で開業する場合もあります。そもそも、なぜトリミングに関係のなさそうな動物病院やブリーダーにもトリマーが就職しているかといえば、もちろん必要だからです。

 

たとえば、動物病院では入院動物をシャンプーしたり、手術前に患部をバリカンで刈り取ったり、何よりも地域の飼い主様のサービス向上に努め、トリミングを導入しているところも多が多くあります。一方、ブリーダーも多くの犬を飼育していますので、管理のためにトリマーを雇ってしまうところもあります。

 

また、トリマーはテーブルと給湯設備があればトリミングできるため、自宅で開業という選択肢もあります。


退職率について

トリマーの退職率について

『トリマーは離職率が高いのか?』はとても気になりますね。もちろんトリマーも含め、技術職は専門職なので、今も昔も離職率は比較的高いといえます。ただし、近年は専門職に限らずどの職種も離職率は高い傾向にあります。統計上3年間同じ会社で続く新卒者は年々少なくなっていることからも明らかですね。

 

また、もともとトリマーは一般的に女性が多い職業です。男性・女性の区別をしてはなりませんが、女性は結婚すると職を離れることも多く、それが離職率の高さを訴えるのかもしれません。ただし、トリマーは自宅で開業できますから一概に就職しなければならない職業でもありません。就職してから長く勤務するトリマーも増加傾向にありますから、退職率を考えるよりもどの就職先でも必要とされる能力を身につけることが大切ではないでしょうか。


仕事の実態について

トリマーの仕事の実態について

トリマーの仕事はトリミングだけではありません。ペットショップでのだいたいの1日の流れは、

  1. ホテル犬のお散歩
  2. 清掃
  3. トリミングの受付接客応対
  4. トリミング
  5. 生体(子犬)管理
  6. 商品管理
  7. 販促物の展示広告 など

勤務先によってペットホテルのサービスを受け付けていないショップや、 生体を扱っていないショップもありますので仕事内容は異なります。もちろん新入社員として勤務開始した時には、全ての仕事を任せられることは少ないでしょう。だからこそ、1つでも仕事を任せてもらえるように真剣に取り組み、自分から仕事を奪うくらいの気持ちも必要です。


ペットショップでのアルバイトについて

ペットショップでのアルバイトについて

資格がなくても技術と人間性があればトリマーとして働くことが可能ですから、トリミングの学校を卒業せずに、アルバイトなどでペットショップに勤務し、技術を学ぶ方法もあります。ところが現在はトリミングの学校を卒業した方が多いので、現実的には厳しいといえます。なぜならトリミングを卒業した方と何も学んでいない方では、技術と社会人になるための教育を受けているほうが採用しやすいので、トリミングの専門校を卒業するほうが有利だからです。

 

では、トリミングの学校に在学中にペットショップのアルバイトをすべきかについてですが、あまり必要ないでしょう。なぜなら、トリミングの学校にもよりますが、在学中にペットショップでアルバイトしなければならないような授業内容ですと、そもそもその学校に通っている必要がないからです。

 

むしろ、学校の中でトリミングなどをきちんと学び、接客能力を上げるために飲食業などでアルバイトをしておくと、トリマーとしての技術に接客力が備わった本物のトリマーになります。

 

トリマーを目指す方は、トリミングの技術は学校で学び、接客能力はアルバイトで養う。 このスタイルで学生生活をおくりましょう。

 

ただし、就職活動の一環でのペットショップへの研修やアルバイトは必要です。ペット業界の慣習として、それがなければ就職できないショップが多いので、技術や知識が身についたらペットショップへ就職活動として実習に向かいます。

 

話は変わりますが、あなたがトリミングの学校に入学する前であれば注意すべき場合があります。
それはトリマーの学校が自分で経営しているペットショップで高校生のアルバイトを募集している場合です。

 

実は、アルバイトという名目でお金を払い高校生を引き付け、アルバイト中に自分の学校がいかに良い学校か、周りがいかに悪い学校かを言い続け、結果として自分の学校に入学させるためにアルバイトを募集しているところがあるからです。

 

つまり、動物の学校が経営するペットショップが高校生をアルバイトに募集している場合には『あやしい』と思った方がよさそうです。


年収(給与)について

トリマーの年収(給与)について

トリマーの給与はいくらでしょうか? 大まかにですが、初任給は15〜16万円くらいが一般的です。 就職先によって異なりますが、トリマーの年収(給与)を聞いて「安い!」と感じる方は多いでしょう。 もちろん、3年、5年、10年と勤務年数が増え、勤務先に必要とされれば昇給もありますから、初任給の限りではありません。

 

ところが、トリマーは独立開業ができる仕事ですから、そこを目指して頑張る方も多くいますし、自宅で手軽に開業できるということが良いところではないでしょうか。
たとえば、1日にカット料金7,000円のトイプードルを3頭トリミングするとします。そして、週5日の営業をすれば1か月につき、

 

7,000円 × 3頭 × 22日 = 462,000円

 

つまり月に換算すると、約46万円の売り上げになるのです。
(※ただし、集客力がなかったり、犬種が異なったりすれば売り上げは変動します。)

 

では、経費はどれくらいかかるでしょうか?宅ですから家賃は0円。シャンプー・リンス代と水道ガス代くらいです。とすれば、自宅で開業したとしても十分に経営できる範囲です。初任給だけで比べずにその先のことも考えてみるのも大切ですね。